完成データを渡す当日、クライアントの目の前で納品用USBメモリを差し込んだら認識しなかったことがある。安価なノーブランド品を使っていたのが原因だった。その場は代替手段でしのいだが、以来、納品方法そのものを見直すようになった。

納品は撮影・編集と同じくらい、信頼を左右する最後の工程だ。
今使っている納品方法の使い分け
- オンラインストレージ経由: 遠方のクライアントや、データ量がそれほど多くない場合に便利。有効期限と容量制限だけ事前に確認しておく
- 外付けSSD手渡し: データの信頼性を優先したい場合、直接手渡しできる案件ではこちらを選ぶことが多い
- 簡易的な確認用リンク: 納品前の確認段階では、圧縮した低解像度版を先に送って承認をもらう
用途に応じて手段を分けるようになってから、当日のトラブルがほぼ無くなった。
納品前に必ずやっているチェック
- 別のPCで実際にファイルを開いて再生できるか確認する
- ファイル名にクライアント名・日付・バージョンを入れる
- 納品物の一覧(本編・ダイジェスト版など)をテキストで添える
1番目を怠って、破損したファイルをそのまま渡しかけたことがある。それ以来、必ず別環境での再生確認を最終工程に組み込んでいる。
納品形式について事前にすり合わせる
クライアントによって、希望するファイル形式や画質の基準が異なる。契約時点で納品形式(コーデック、解像度、ファイル数)を明確にしておかないと、後から「もっと高画質で」という追加要望に振り回されることがある。
データの保管期間も伝えておく
納品後、こちらでどれくらいの期間データを保管するかを事前に伝えておくと、後々のトラブルを防げる。「保管していると思っていた」という認識のズレは、意外とよく起きるトラブルの一つだ。
納品書・簡単な説明書を添える
映像に詳しくないクライアントも多いため、ファイルの開き方や、どのファイルが本編でどれが予備かを簡単にまとめた説明書を添えるようにしている。この一手間で、納品後の問い合わせ件数がかなり減った。
まとめ
納品はクライアントとの最後の接点であり、ここで信頼を落とすと今までの仕事の印象まで薄れてしまう。冷や汗をかいた経験があるなら、まずは納品方法とチェック工程を見直すところから始めてほしい。
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この記事を書いた人
映像制作歴8年、ブライダル・MV・ライブ撮影を中心にこれまで300件以上の現場に立ってきた映像クリエイター。撮影から編集まで一貫して手がけ、現場でしか分からないリアルな機材選び・編集ノウハウを発信しています。



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